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2021年12月に承認された薬剤を紹介いたします。

新薬  

こんにちは。加藤隆佑です。

本年もよろしくお願いいたします。

新しい病院にきて3ヶ月がたちました。気づいたことは、1つの施設内に陽子線治療と通常の放射線治療の機械をもっていることの便利さです。

状況によって、2つの選択肢を患者さんに提案できますし、放射線の医師に、気軽に相談できることが、本当に助かっています。

以前の病院ですと、放射線治療の相談する医師は、他の病院の医師のために、相談することに、少し大変だったのです。

さて、さっそく本題に入りたいと思います。

2021年12月に承認された薬剤を紹介いたします。

・オプジーボ

「原発不明がん」に対して、免疫チェックポイント阻害薬を用いることができるようになりました。

原発不明がんの、生存期間の中央値は6~9カ月、5年生存率は2~6%と予後が良くないのですが、そのような中でオプジーボが承認されたことは意義があることです。

・キイトルーダ+レンビマカプセル

子宮体がんに対して用いることができるようになりました。セカンドライン
以降で用いることになります。

非常に効果が出ることもあり、とても期待ができる治療といえます。

・詳細は、こちらで解説しています。

・ベージニオ錠

ホルモン受容体陽性かつHER2陰性で再発高リスクの乳がんにおける術後薬物療法として、用いることができるようになりました。

再発予防のために、24カ月投与することになります。

・ルマケラス錠

KRAS G12C変異陽性のステージ4や再発の非小細胞肺がんに用いることができます。

セカンドライン以降に用いることが条件です。

ところで、オミクロンが流行ってきています。

行動を制限しないといけなくなると思いますので、少し我慢のときですが、乗り越えていきたいです。

執筆医師:加藤隆佑


癌治療認定医
内科学会認定医
消化器病学会専門医
消化器内視鏡学会専門医
肝臓専門医
札幌禎心会病院がん化学療法センター長

消化器領域のがん(食道、胃、すい臓、肝臓、胆のう、大腸)を専門としつつ、がん全般についてアドバイスをしています。

緑書房より「抗がん剤治療を受けるときに読む本」と、「大腸がんと告知されたときに読む本」を出版。

加藤隆佑医師の論文

加藤隆佑医師のプロフィールの詳細はこちら

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