がん治療中の気持ちの状態を把握することが快適な生活につながる。そのためにすべきことは?

こんにちは。加藤隆佑です。

がんになると気持ちが落ち込みますが、その程度によっては、専門家のサポートを受けた方が良いこともがあります。

ただ、気持ちの落ち込みが、専門家のサポートを受けた方が良いかをご自身で判断することは簡単ではありません。

そこで、サポートを受けた方が良いかを知るために、気持ちの状態を客観的に評価する方法を活用して欲しいです。

その評価をすることで、気持ちの状態をよりよくしていくためにどうしていくかを専門家に相談しないといけないことがあります。

具体的には、以下のような表をもちいて点数を計算します。

(PHQ-9 (Patient Health Questionnaire-9)

1~9のいずれかの問題に1つでもチェックしているなら、右の欄の最もよくあてはまる選択肢 (0.全く困難でない,1.やや困難,2.困難,3.極端に困難) の中から一つ選び、その数字に○をつけてください。

そして、すべての点数を合計してください(A)。

次に、以下のことについて教えてください。

それらの問題によって仕事をしたり、家事をしたり、他の人と仲良くやっていくことが どのくらい困難になっていますか?

1、ほとんど問題なし

2、たまに困難になることがあり

3、とても困難になる

4、非常に非常に困難である

(A)の点数に関して

  • 1~4点: 最小うつ病
  • 5~9点: 軽症うつ病
  • 10~14点: 中等症うつ病
  • 15~19点: 中等度重症うつ病
  • 20~27点: 重症うつ病

5点以上ならば、心の専門家に相談してみると良いと思われます。