粒子線治療〜保険診療でできるがんと、先進医療でできるがん
Contents
保険診療でできる粒子線治療
前立腺がん 条件)リンパ節や他臓器に転移がない
頭頸部にできた悪性黒色腫、腺様嚢胞がん、条件)手術で完全切除が困難
頭頸部にできた扁平上皮がん(口腔・咽喉頭を除く) 条件)他臓器に転移がない。未治療または手術
骨軟部腫瘍 条件)転移がない
小児腫瘍 条件)原発性腫瘍または転移性腫瘍であり、切除ができない状態、もしくは術後放射線治療を要す病態
肝細胞がん 条件)手術不能かつ長径4cm以上
肝内胆管がん 条件)切除不能または再発性がん
局所進行膵がん 条件)手術不能かつ他臓器に転移がない
大腸がん局所再発 条件) 切除困難な術後局所再発
限局性肺がん 条件)非小細胞肺がんであることと、手術ができない、もしくは手術を拒否した早期肺がん(臨床病期Ⅰ~ⅡA期)。
自由診療で受けられる粒子線治療
脳脊髄腫瘍 条件) 広範な播種がないこと。手術によって全摘出ができなかった場合や、手術が困難
頭頸部にできた口腔・咽喉頭の扁平上皮がん 条件) 他臓器に転移がない
進行性肺がん 条件)臨床病期Ⅱ-Ⅲ期。病理組織型が非小細胞がん
胆道がん 条件)切除不能または再発性がん
食道がん 条件)臨床病期Ⅰ-Ⅲ期の原発性食道がん
腎がん 条件)切除不能な原発性腎がん、転移がない
膀胱がん 条件)臨床病期Ⅱ-Ⅲ期
精巣腫瘍 条件)臨床病期Ⅰ期~ⅡB期。傍大動脈・患側総腸骨動脈領域への照射を要す
局所進行子宮頚・体がん 条件)腹部・骨盤照射が必要
転移性肺腫瘍もしくは肝腫瘍 条件) 1臓器のみの転移で少数(1~3個)
転移性リンパ節腫瘍 条件)少数個の転移