笑い、祈り、思いやりが、がんの克服につながる!
22こんにちは。加藤隆佑です。
少し前ですが、時間があったときに、「幸せになる遺伝子の使い方」という本を読みました。
著者は、村上和雄さんという方で、私でも知っているような、医学会でも有名な方です。
笑い、祈り、思いやりが、幸せのスイッチをオンにするということを、科学的にお話されています。
私も、心が落ち着き、誠実に患者さんに接することができるようになるので、朝に、お祈りをする習慣があります。
そのようなこともあって、この本に書いてあることに共感できるところが、ありました。
がんと診断されて、がんのことが、気になって頭から離れない方にも、参考になる内容です。
本の中から、いくつか、抜粋してみますね。
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最近では、笑いが健康の素に病気の治療にも役立つことが分かってきました。
たとえば、がん患者が、漫才や落語を鑑賞したら免疫力が増し、アトピー性皮膚炎の患者は、症状が改善したという報告があります。(p84)
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(抗ガン剤で髪の毛が抜けた母親に)
「おかあさん、この状況を楽しまなんよ(楽しまなければね)」
(中略)
どうやって楽しめばいいのかき聞くと、息子はこう言ったそうです。
「いつもせんような化粧ばするたい。いっつも着らんような服ばきるたい。僕がバイトでカツラを買うてきてやるけん」(p119)
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祈りには、好ましい遺伝子をオンにし、好ましくない遺伝子をオフにする効果があるようだ」という仮説が裏付けられ始めています。
たとえば、心臓病の患者さんが、祈りに寄って改善の兆しを見せたという事実があります。
前出のハーバードベンソン博士は、高血圧、心臓病、不眠症、不妊症、がんなど多岐にわたって、祈りが効果的だったと述べています。(P128)
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自分が祈るのではなく、その人のために、他人が祈っても効果があるということです。(p132)
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アメリカでは、民間だけではなく、国立衛生研究所、本格的な研究に着手しました。
祈りだけでなく、東洋医学の漢方薬や鍼灸や瞑想なども視野にいれて、多額の予算が計上されています。(p135)
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仏教徒は、科学的な発見を取り入れることで、人間世界を明確に理解することができます。
一方科学者は、宗教的な深い知恵を知ることで、認知科学や神経科学や心の科学など、目には見えない科学分野の研究を進めることができます。(p203)
引用:幸せになる遺伝子の使い方
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村上さん、よい本をありがとうございました。
病気をなおすために、宗教に入るとか、高いツボを買う必要はありません。
そのかわり、東洋医学的な考え方を取り入れる事は大切です。それだけで、がんを治した方もいらっしゃいます。
そして、祈りや、笑いは、あなたの免疫力を高めてくれることは、まちがいありません。
不安も和らげてくれます。
一日5分でもよいので、そのことに時間を割いても良いでしょう。