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漢方を美味しく飲む工夫があります。子供への飲ませ方も解説します。

 2021/01/24 漢方  

こんにちは。加藤隆佑です。

漢方を飲むのが、苦手な方がいます。

そこで、顆粒(粉末)の漢方を美味しく、もしくは苦痛なく飲むコツをお伝えします。

もっとも大切なことは、やる気

漢方は、継続して飲むことが大切です。

そのために、漢方の効果をしっかりと理解してもらうことが大切です。

「こんなものが、本当に効くの?」

「漢方はまずいから飲めるはずがない」

このような、誤った固定観念を捨てることが大切です。

漢方の顆粒が、口や入れ歯にくっつく場合

漢方の顆粒をお湯に溶かして、飲むと良いです。

たとえば、溶かしたものを500mlのペットボトルに一日分を入れて
シャッフルして飲み切るという方法もよいでしょう。

しかし、問題点があります。

顆粒がすべて、お湯にとけるわけではありません。多少なりとも顆粒は残り、そのために、うまく飲めない方もいます。

そのような場合は、顆粒をテーパックにいれて、60分くらい煮出してください

そして、煮出した液体を飲むとよいです。

漢方の匂いが気になって飲めない場合

漢方の顆粒を、お湯に溶かしたあとに、冷やして飲みましょう。

もしくは、冷水に溶かしても良いです。

そうすることにより、匂いが減ります。

それでも、飲みにくい場合は、オブラートを利用しましょう。

オブラートで漢方を飲む

オブラートに包んで、漢方の顆粒を飲むと良いです。

注意点ですが、薬を包んだあと、そのまま口に入れないでください。

口にいれる前に、オブラートを水につけてください。

徐々にオブラートがゼリー状に溶けてきます。周囲がゼリー状になったらオブラートに包まれた薬と水を一緒に飲み込みます。

ノドをツルンと通っていきます。

この方法でも、うまく飲めない場合は、もう一つ方法があります。

コーヒーミルで顆粒をさらに細かくして、料理に混ぜる。

コーヒーミルで顆粒をさらに細かくしましょう。

そして、それをハンバーグといった料理にまぜるとよいです。

りんごジュースで飲む

りんごジュースで飲むと、苦味が減ることがあります。

煎じて飲む漢方で、苦味が口に残る場合

煎じる漢方の中に、生姜、大棗といった漢方をミックスするとよいです。

そうすると、苦味が、和らぎます。

口の中に苦味が残りにくくなります。

ココアにまぜる

ココアに混ぜても、苦味が減ることがあります。

幼児や乳児が、顆粒の漢方を飲めないときの工夫

以下のような方法があります。

  • 少量のお湯で練り、ほっぺの内側に塗る。
  • 少量のお湯で溶いたものを、口の中に入れる。
  • オブラートなどでゼリー状にして、飲み込ませる。
  • パンに塗るチョコーレートクリームなどで、味をごまかす。

少量のお湯に溶いたあとに、抹茶、コーヒー、ココア、シロップなどで味付けをしてもよいです。

ちなみに、シロップは、処方してもらうことも、可能です。

以下のようなおかずの中に、混ぜることもできます。

  • カレー
  • スープ
  • 味噌汁
  • ノリの佃煮
  • たこ焼きソース
  • ホットケーキ
  • クッキー
  • ハンバーグ

より飲みやすくなることでしょう。

実際のレシピを2つ紹介します。

1、ホットケーキミックス150グラム、牛乳100cc、卵1個、漢方6袋

これらをよく混ぜた上で、焼く。

2、ハンバーグタネ300グラム、漢方6袋

漢方をハンバーグのタネに混ぜた上で、ハンバーグを焼く。

さらに、暗示をかけることも有効です。

「〇〇ちゃんは、これを飲めたら、ヒーローになれるよ!」

そして、飲めたら、大げさに褒めるとよいです。

さらに、以下のような心がけも大切です。

  • 量は飲めるだけで、少しでも飲めたらよしとする。
  • 飲む時期は、いつでも良い。飲みたいときに、飲んでもらう。
  • 最初は、飲みやすい漢方から、トライする。

そうはいっても、子供の味覚は少しの違いをすぐに見分けることができます。

私の子供に、漢方を飲ませることに、非常に苦労した記憶は脳裏に焼きついています。

しかし、いろいろ工夫をしたら、ちゃんと飲んでもらえるようになりますよ。私の子供も、ちゃんと飲んでくれるようになりました。

 

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