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がんと告知された奥様を、どのように支えたら良いか?

 2021/01/23 心のケア  

こんにちは。加藤隆佑です。

がんと告知された奥様を、どのように支えたら良いか悩まれる方は多いです。

男性は、仕事中心の生活を送っている方が多いです。その結果、奥様のがんのことを相談できる相手がおらず、悩み続けている方もいます。

さて、旦那様にしてほしいは、以下のことです。

「奥様のお話や気持ちを聞く。がんのことを、話し合う。」

とてもデリケートな話であり、なかなか話あえないかもしれません。そうであったとしても、勇気をふりしぼって、このテーマで話し合って欲しいのです。

自分の想い、奥様にしてあげたいこと、してほしいこと。なんでもよいので、いっぱい話をしてみてください。

日常会話すら満足にできなかったのに、急に話し合いなんて、できないという人もいるでしょう。話あったとしても、考え方で衝突するかもしれません。

衝突したとしても、最終的には良い結果にすることはできます。

何回も話し合っていくうちに、落とし所が見えて、そして、夫婦の絆が深まればよいなと思います。

<本日のまとめ>

奥様を支えるためのスタート地点は、話し合い!

ちなみに、話し合い以外に、家族にして欲しいことは、情報収集です。

奥様は治療に精一杯で、情報収集をするのが難しくなることが多いからです。

もし情報収集するとしたら、おすすめは、国立がん研究センターが運営する「がん情報サービス」です。

<引用>

この記事は、こちらのブログより引用しています。

執筆医師:加藤隆佑


癌治療認定医
内科学会認定医
消化器病学会専門医・指導医
消化器内視鏡学会専門医
肝臓専門医・指導医
札幌禎心会病院がん化学療法センター長

(2021年9月までは、小樽協会病院消化器内科に所属)

消化器領域のがん(食道、胃、すい臓、肝臓、胆のう、大腸)を専門としつつ、がん全般についてアドバイスをしています。

緑書房より「抗がん剤治療を受けるときに読む本」「大腸がんと告知されたときに読む本」「がんと向き合うために大切なこと」を出版。

加藤隆佑医師の論文

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