2021年の7月と8月に承認されたがんに関連する薬剤を紹介
こんにちは。加藤隆佑です。
本日は2021年の7月と8月に承認されたがんに関連する薬剤をご紹介します
1、PDL1陽性のトリプルネガティブ乳がんに対して、キートルーダ
以下の組み合わせで用いることができるようになります。
キートルーダ+ジェムザール+カルボプラチン
キートルーダ+アブラキサン
治療の選択肢として、かなり幅が広がることになります。
2、レットヴィモカプセル
RET融合遺伝子陽性のステージ4もしくは再発の肺がんに対して
RET融合遺伝子陽性の患者数は約4390人と推測されています
3、 マイクロサテライト不安定性のある大腸がんに対して、1次治療か
ちなみに、これまでは、2次治療以降に、用いることができました
なお、医薬品は製造販売承認を受けても、実際に使えるようなるま
さて、それ以外のトピックスです。
1、オンコタイプDXがようやく承認
ホルモン受容体陽性かつHER2陰性、リンパ節転移陰性およびリ
早ければ12月から使用できると言われています。
2、 アブラキサンという抗がん剤の供給が、10月以降に一時的に供給
現在流通している商品には問題ないのですが、製造工程に問題があ
アブラキサンの代用として、パクリタキセルが用いられると思われ
最近、薬剤の製造の不備の問題が非常にたくさんでています。
後発品の品質管理の問題も、たくさんでています。薬剤の品質管理
解決されればと思います。
3、 既存の薬剤で、コロナに効く薬が何個か判明しています。
・気管支喘息に用いられる吸入ブデソニド
吸入ブデソニドの上乗せ治療により、コロナの高リスク例において
・イベルメクチン
この薬剤に関しては、WHOやCDCが認めないという見解を示し
しかし、その見解は、単なる意見です。事実ではありません。
しっかりしたデータでは、86%の予防効果があり72%の早期治
この点について、もう少し解説いたします。
インターネットには、いろんな意見がでています。権威のある方の
WHOやCDCも、非常に権威のある機関です。
しかし、大事なのは、事実です。そして、事実に基づいた意見です
権威のあるかたの見解は、必ずしも正しいわけではありません。
さらに、インターネットにおいては、事実を元にした意見が少ない
ちなみに、イベルメクチン以外にも、コロナの予防や治療に役立つ
そのような薬剤が、もっと増えれば良いですね。
注意事項
ご紹介した薬が実際に使えるまでは、タイムラグがあります。
部会審議での承認、もしくは、製造販売承認された薬剤薬剤を紹介していることになります。
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/p-drugs/0014.htmlより画像を引用