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どのように、がんによる親の死別で傷ついた子どもに向き合ったら良いか?

 2021/01/20 心のケア  

こんにちは。加藤隆佑です。がん治療を専門に総合病院で勤務しています。

親が、がんのためになくなり、子供だけが残されてしまうことがあります。

その場合は、死別で傷ついた子どもの心をケアしないといけません。そのようなケアをグリーフケアと言います。

今日はグリーフケアについてお話したいと思います。

グリーフケアとは?

死別を経験しますと、しらずしらずに亡くなった人を思い慕う気持ちを中心に湧き起こる感情・情緒に心が占有されそうな自分に気づきます。

また一方では死別という現実に対応して、この窮地をなんとかしようと努力を試みています

この二つの間で揺れ動き、なんとも不安定な状態となります。その結果、体で不愉快な反応・違和感を経験します。これらを「グリーフ」と言います。

そして、それを和らげることをグリーフケアといいます。

緩和ケアを専門にするドクターがグリーフケアの実際を書かれています。

グリーフケア1

グリーフケア2

グリーフケア3

これは、1つの例ですが、このようにして、グリーフの状態から立ち上がっていくのです。

さて、私は、グリーフケアを行うさいに、絵本が大きな役割を果たすと考えています。

絵本セラピーという言葉があるように、絵本には、ふさぎ込んだ心に力を与えることができるのです。

グリーグケアにおいては、以下の本がよいのではないのかと思います。大人であっても、子どもであっても、是非読んでほしい本です。

『ひかりの世界』 葉 祥明  校成出版社

『ぶたばあちゃん』マーガレット・ワイルド  あすなろ書房

『うまれてきた子ども』 佐野洋子  ポプラ社

『おかげさまーいのちのまつりー』 草場 一尋  サンマーク出版

『100万回生きたねこ』 佐野洋子  講談社

私は絵本セラピーでもとりあげられる本を何冊か自宅に持っています。子どもに読聞かせると、自分まで涙がでてくることがよくあります。

絵本には、不思議な力があります。

執筆医師:加藤隆佑


癌治療認定医
内科学会認定医
消化器病学会専門医
消化器内視鏡学会専門医
肝臓専門医
小樽協会病院の消化器内科主任医長

消化器領域のがん(食道、胃、すい臓、肝臓、胆のう、大腸)を専門としつつ、がん全般についてアドバイスをしています。

がんの漢方外来も、運営

緑書房より「抗がん剤治療を受けるときに読む本」と、「大腸がんと告知されたときに読む本」を出版。

加藤隆佑医師の論文

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