どこの病院で手術を受けたら良いか悩まれていませんか?
もし、悩まれたならば、手術数の多い病院で治療を受けるとよいです。
名医を探す必要はありません。手術数の多い病院を探すとよいです。
手術はチームプレイだからです。
手術前、手術後には、看護士のサポートも重要な役目を果たします。
万が一、トラブルが発生したときも、その手術後の管理になれている看護師であれば、術後のトラブルを早期に発見して医師に連絡して、すぐに対応してもらえます。
手術だけ手術数の多い病院でうけて、その後の治療は地元の病院で受けるというのもよいでしょう。
特に食道がんは、非常にハイレベルな手術を要求されます。食道がんは、手術数の多い病院でうけることをお勧めします。
2020年における手術数トップ10
3、昭和大学病院
4、がん研有明病院
5、岡山大学病院
6、恵佑会札幌病院
7、大阪大学病院
10、名古屋大学病院
参考資料:手術数でわかるいい病院2021年版
2019年における手術数トップ10
1、恵佑会札幌病院
4、昭和大学病院
5、がん研有明病院
6、岡山大学病院
7、大阪医科大学病院
10、東海大学病院
参考資料:手術数でわかるいい病院2020年版
この2年でトップ10に大きな変化はありませんでした。
手術数の多い病院でセカンドオピニオンを受けた方が良いケース
1、基礎疾患のために、手術のリスクが高いといわれた場合
2、食道再建で血行再建が必要な場合
食道を切除したら、胃と食道をつなげることになります。
もし、胃がんの手術を過去にうけて、胃がない場合などには、小腸や大腸を用いることになります。そのような場合は形成外科の力を貸りることになります。
形成外科がないのに、そのような手術をうけることになったら、その病院の主治医に、その点をどのように解決するのかを聞き、満足のいく回答でなければ、セカンドオピニオンを受けた方が良いです。
手術数以外に参考にすべきものとは?
がん診療連携拠点病院ならば、がん別の五年生存率が公表されています。
その数値が、他の施設より劣っていないかを確認することも大事です。
日本食道学会の食道外科専門医と、食道外科専門医認定施設であるかどうかを参考にすると良いです。
なぜならば、認定施設の方が、5年生存率が高く、さらに術後の合併症の割合が少ないとされているからです。