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放射線治療による吐き気を抑えるためにどうしたら良いか?

放射線治療  

こんにちは。山本洋平です。がん治療を専門に、総合病院で勤務しています。

早速、本日の本題に入らせていただきます。

放射線治療に伴う吐き気は、抑えることが、できます。

吐き気がでて、主治医が、吐き気止めを処方してもらっても、思ってように良くならないこともあるでしょう。

そのような状態であったとしても、もっと吐き気がとれることもあります。

主治医が、本来推奨されている吐き気止めを、使っていない可能性が、それなりにあるからです。も、高いからです。

最も推奨されるのは、以下のお薬です。

カイトリル(グラニセトロン)

次に、推奨されているのが、メトクロプラミドという薬剤です。状況に応じて、デキサメタゾンという薬剤を併用することもあります。

放射線治療を受けられている方に対する、吐き気止めの対応が十分に行われていない

少し前の話ですが、「放射線治療を受けられている方に対する、吐き気止めの対応が十分に行われていない」という報告が出ました。

そこで、このような記事を書いた次第です。

放射線治療は、比較的副作用が少ないといっても、吐き気という副作用が、でることがあります。

そのような時には、本来処方されるべき吐き気どめが出ているかを確認してみましょう。

執筆医師:山本洋平
札幌禎心会病院の消化器内科医師

(2021年9月までは、小樽協会病院消化器内科に所属)

消化器領域のがん(食道、胃、すい臓、肝臓、胆のう、大腸)を専門と同時に、呼吸器領域の治療にも知識が豊富です。

消化器病学会専門医、総合内科専門医、日本肝臓学会 肝臓専門医、消化器内視鏡学会所属

山本洋平医師の関わる論文

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